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| Q.神経因性膀胱 聞きなれない病名ですが、いったいどんな病気なのですか? | |
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A.膀胱や尿道にかよっている神経が不調になって起こる排尿障害のことです。
人間のからだには血管があり全身に血液を供給していますが、同じようにからだ中にネットワークをはりめぐらせているものに'神経'があります。手足が動くのも脳の命令が神経を伝わって伝達されるからですが、神経は手足だけでなく、内臓にも張りめぐらされています。たとえば、食べ物が胃に入ると、神経が察知して胃腸の運動や分泌を活発にします。内臓の神経は手足の神経とは違い、意志とは無関係にいわば自動制御で働いているため、自律神経と呼ばれています。 |
| Q.どんな病気のときに神経因性膀胱になるのですか? | |
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A.いろいろな病気やけがの時に神経因性膀胱は起こります。
たとえば、脊髄損傷があります。交通外傷などで背骨をいためると脊髄にキズがつき、下半身麻痺などの神経障害を起こすことがあります。この時、ほとんどの患者さんは神経因性膀胱になります。 脳梗塞の時にも神経因性膀胱になります。脳梗塞は脳の血管が詰まる病気で、右半身麻痺や左半身麻痺になることがありますが、その時、高率に神経因性膀胱を伴います。 同様に脳疾患の一種で最近増加しているパーキンソン病でも高率に神経因性膀胱になります。 二分脊椎症という生まれつきの脊髄の奇形がありますが、その際も神経因性膀胱になります。 また、子宮がんや直腸がんの根治手術では、膀胱や尿道の少し手前で神経が切断されてしまうことがあり、手術の後遺症として神経因性膀胱の起きる事があります。 その他、脊髄小脳変性症や多発性硬化症などの脳脊髄変性疾患・脊柱管狭窄症・糖尿病性神経障害など、実に様々な病気の際に神経因性膀胱になることがあります。 |
| Q.神経因性膀胱になると、どのような症状があらわれるのですか? | |
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A.排尿がしにくくなったり、逆に尿が近くなり漏れやすくなったりします。 しかし、自覚症状に乏しい場合もあります。 膀胱に無理がかかると腎臓障害をきたしてしまうことがあるので、この病気の心配がある場合には、一度は診察を受けておく必要があります。 |
| Q.実際にどのような病院にかかったらよいのでしょうか? | |
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A.神経因性膀胱はよくある病気であるともいえますが、ちゃんと診断してちゃんと治療するということになると、かなりの専門性を必要とする病気です。
それでは専門の医師はどこにいるのでしょうか? きめ細かい診療を希望される方・自分の病気について詳しい説明を希望される方・そして、ある程障害の重い神経因性膀胱の患者さんや比較的特殊な疾患による神経因性膀胱の患者さんは、できるだけ神経因性膀胱の専門医にかかるのがよいでしょう。 |
| Q.神経因性膀胱のそれぞれの病気による具体的なパターンを教えてください | |
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A.昔から神経因性膀胱にはいろいろな分類がなされています。古い分類では、膀胱反射型・自律型・無緊張型などの区分がありますが、このような分類は実際の診療上あまり役に立ちません。やはり、原因疾患ごとに神経因性膀胱のパターンを説明するのが、一番明快で実践に則しています。そう考えますと、脊髄損傷なら脊髄損傷の神経因性膀胱、二分脊椎症なら二分脊椎症の神経因性膀胱、というふうに、それぞれ別個の解説が必要になります。 もし読者のニーズがあれば、これら一個一個についての解説をいつの日か、このHP上に作成してもよいとは思いますが、これはかなり膨大な作業になりますので割愛し、今回は、脳梗塞の神経因性膀胱についてのみ、各論の解説を設けることにします。 |