女性に多い腹圧性尿失禁



 Q.腹圧性尿失禁とは?
A.こんなときにもれたら腹圧性尿失禁です。
◆咳・くしゃみ
◆大笑い
◆立ちあがった拍子
◆重いものを持ち上げたとき
◆買物袋を持って歩くとき

 Q.腹圧性尿失禁になると困ることは?
A.
◆失禁パッドが必要になります。
◆色々な動作のときに気を使います。
◆外出がおっくうになります。
◆スポーツができません。


 Q.腹圧性尿失禁は病気なの?
A.たいていは、骨盤を支えている組織が弱くなって、おなかに力が入った時に尿道や膀胱がぐらぐらと動くようになり起こるものです。
病気というよりは、起こりやすい体質に妊娠・出産・老化などという要因が加わって生じる、と考える方が良いでしょう。
このタイプの尿失禁ならば、たとえひどくなっても内臓の障害をきたすことはありません。

 Q.腹圧性尿失禁は治るの?
A.適切な治療によって治すことができます。ご安心下さい。

 Q.どんな治療法があるの?
A.あなたの尿失禁がもし腹圧性尿失禁ならば、骨盤底筋体操や手術がおすすめできる治療法です。
このタイプの尿失禁に、お薬はあまり効きません。

 Q.骨盤底筋体操とは?
A.膀胱や尿道を支えている筋肉を鍛えたり、収縮のタイミングを訓練するものです。
毎日継続する必要があります。
2〜3ヶ月で効果が現れますが、重症例にはあまり効果がありません。

 Q.手術は?
A.このタイプの尿失禁には手術がとても有効です。現在、専門家の間で推奨されている手術は、“スリング手術”というタイプの手術です。
スリング手術にも色々な種類があり、現在私たちが行っているのは、TVT手術というものです。
TVT手術は、簡単で、キズも小さく、効果も長持ちするという3拍子そろった優れた手術方法です。欧米では通常、日帰り手術で行われているのですが、日本だとどういう訳か、何日もの入院になって行われるケースが多いようです。
当クリニックは、札幌、おそらく道内でも唯一、欧米に最も近い、1泊2日の入院で行っており、患者さんに大変喜ばれています。
院長のTVT手術は100例を越え、道内では最も豊富な手術経験を誇っています。

 Q.TVT手術を受けた方の体験談を聞かせてください
Aさん:こんないやなことは自分1人で悩んでいないで、一番先に先生に見てもらうことが早いです。また手術治療法も考えていただけると思います。そのおかげで私はとても元気になりました。本当に心より感謝しております。
Bさん:生活がかなり改善され、頻尿も一緒に治った。
Cさん:手術のことは以前より知っておりましたが、いつのまにか何もせずに年月が経ってしまいました。自ら手術希望とは言いづらかったのですが、今回決心して受診致しました。私の場合3人を出産し、数年後に尿もれが始まりました。体操も長続きせず、内服も効果が見られませんでした。仕事上でもトイレに行く回数を気にしながら毎日不便を感じており、ついに手術を決心しました。思いきってパートナーに相談し、二人で泌尿器科を訪れました。私にとってパートナーに告げることは大きなハードルでしたが、思いきって打ち明けて受けとめてもらえたことが大きな安心でした。尿もれはなかなか人に笑って言えるものではないので、入院の際、職場の方に「何の手術を受けるの?」と聞かれましたが、公然とは言えませんでした。同年齢では同じ思いをしている人は理解をしてもらえますが、まだよく理解できない人もいます。あと3ヶ月で1年が経ちますが、結果は満足です。


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